愛すのに140字が窮屈になった

連中に愛を捧げて生きる。プリズムの光で私は生き延びる。

2019-11-08から1日間の記事一覧

ITOSHIKI JITSUWA

愛しているということは思うだけじゃなく公言するまでを含むのかな、と最近は感じている。だって無言で、真顔のまんまで、「ずっと好きだったのに」って言われても、ねぇ。 ごちゃごちゃ言ったけど、もっと単純。 可愛い連中のトレーラー聴いていたら、もう…

YOKOHAMA

新横浜駅の看板、中華街の異国情緒、山下公園の花盛りの薔薇園、赤レンガ倉庫が臨める海。その横浜の景色につきまとうぼんやりした曇り空は、私の煮え切らない気持ちみたいだ。 女の情念も、掻き消せない愛も、整然としない醜悪な感情もそれでも生きていきた…

TOKYO

乗りたくもないかったるい速度の列車に揺られて、東京に向かった。 隣の親父が呑気にストロングゼロを嗜むのを斜めに見ながら、今日のライブのことを考える。 感情を整理しきれないまま、延々と続いていた田園風景が窮屈なビル街に変わり始めた。 私は頭がお…

OSAKA

日本を二つ割ったときの西に住んでいて、土日祝日勤務も当たり前で遠征が難しい私にとって、アカシックライブといえば大阪だった。いつも通り、と意気込んでいくつもの鉄道をはしごする。 慣れたはずの御堂筋の喧騒も、なんだか居心地が悪かった。 異国の街…